彼はこのような展開をお望みか?



今季唯一見ているアニメ。
宇宙戦艦ヤマト2199


ヤマトクルー(地球軍含む)とガミラス軍(他星人含む)
声優さんの質においては、申し訳ないですが圧倒的にガミラスの方が…


え、えと。
確かに大~好きな山ちゃんとか
既に名優の域に達している明夫さんとか
果ては久しぶりの美声、森田さんとか

個人的に好きな声優さんが多い…というわけでは決してありません。
ええ、決して!

ま、多少の影響は…げ、げほっ、ごほっ…


と、前置きはこれくらいにして。


1話からずーっと地道に見てきて。

オリジナル(原作ではなくてアニメの方です)では確かに女性クルーが雪しかいなくて、彼女の兼務の多さが凄かった。
挙句の果てに、ヤマトの男性クルーによる反乱でさらわれちゃったりとかもしたし。

そこで今回は大幅に女性クルーを増員。
その結果、やたらに女性が目立つ艦に。
ま、いいんだけどね。
この時点での地球における人口比率の設定がよくわからないからさ。


それにしても、ガミラスでも反体制派がいて、ディッツさんとかドメル夫人とかタラン兄さんとか、う~ん、やっぱ常識派はどこにもいるんだねーっていう感じ。

所詮独裁者は独裁者で、孤高の道を歩むのが宿命なんだけどさ。
そこら辺の葛藤を表現させたら、山ちゃんは最高に素敵表現。
そういう真っ向勝負のお芝居ってなかなか難しいと思います。

もちろんそういう台詞のある脚本はいくらでもあるけど。
でも、やはり声優さんの力量で、単に臭いセリフになったりとかしちゃって、ネタになったりするんだよね。

そういう意味においては、「これぞプロ!」っていう場面が全体的に少なくなって淋しい限り。
くすん。


で。

で、で。


確かにね。
新たなる旅立ちではそういうニュアンスがあったし、そういうセリフも…
(結果、伊武さんが降板のきっかけに ?)

原作ではもっと男同士のプライドとかを前面に押し出した無骨なドラマだったはずなんだけど、オリジナルではめちゃくちゃメロドラマティックに…

だって、女の子のアニメファンの獲得とかしなくちゃいけないいもんね。

だからこのリメイクは、オリジナル版を基としたストーリー展開で、伊武さんだったら困惑するだろううなーっていうセリフも、吹き替えとかでガンガン鍛えてる山ちゃんだからこそ、製作者の意図を汲み、敵キャラが輝くほど素晴らしい作品になっていくというセオリー通りの展開を見せてくれたんだと思うの。

あれだけの台詞を、照れずに(当然だけど)、クサくも聞こえず、萌えポイントにまで昇華させる力量は、最早神の領域…
(すみません、思いっきり身贔屓です 爆)


監督やプロデューサーによって手法や表現方法が異なるので、どれが正解ということは言えないけど、それでもこの「道」を選択したからには、最後まで迷わずに突き進むことが必要だし、当然のことです。


そういう意味では、最初から最後までぶれることなく展開していった2199は、なかなかどうして、見る側にも心地よい余韻を残している作品だと思います。


一つだけ。
一つだけ、おいおいと思ったのは、マゼランパフェで女子会!?ってエピソードぐらいかなー?
あ、あとイスカンダル海水浴(笑)
サービスカットが多いですー。


さてさて。

後は最終回を残すのみ。

最後の名場面はもちろん、沖田艦長。
今回も泣いちゃうのかな。



惜しむらくは、今回のキャラ設定が細かくて、皆それぞれに面白そうなエピソードを隠し持っていそう。
でもって、スピンオフ作品として、彼らがヤマトに乗り込むまでとかをオムニバス形式でやってほしいぞ。

ついでに、ドメル夫婦の馴れ初めとか、スターシャとアベルト(デスラー総統)の悲恋とか。
個人的には、スターシャとアベルトは幼馴染だと思ってるんですが。
どうなんでしょうね。

2人が若かりし頃、結構スターシャも憎からず想っていたけれど、アベルトの専制的な考えに少しずつ違和感を覚えてしまい、いつしか気持ちがすれ違ってしまった…けれどアベルトはイスカンダル家への畏敬の念とともに、届きそうで届かない相手に対して思慕の情を募らせていった…とか?


いや、こりゃハーレクインの読み過ぎでしょ(爆)

でも、この設定ハマりそう(笑)

コメント